日本郷土資料保存協会

武雄市図書館の郷土資料廃棄について驚く

武雄市図書館の郷土資料廃棄について驚く

2015/1/18 書いた
2015/1/19 追記1回目 1~3
2015/1/19 追記2回目 4~5
2015/1/20 追記3回目 6
2015/1/23 活動を開始しました

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武雄市図書館・歴史資料館の改修にあたって廃棄された蔵書・視聴覚資料の一覧、というブログ記事を読んで、あわてて書いています。

僕の研究は日本を対象にした社会思想史研究ということで、日本の各地の人々の思想を確認して回りました。その時、利用したのが郷土資料です。

言うまでもないことですが、私たちが普段、気軽に手に入れられる日本語の情報のほとんどは、東京で編集、発信が行われています。ですから、非常に狭いし、偏った情報です。第二の経済圏で使われている話し言葉(大阪弁などの関西弁)すら出てこない。

しかしそういう偏った情報が、他の地域からの発信や他の文化からの発信と触れ合って、相互に影響を及ぼすことで、辛うじて最低限の多様性をまもっている。

思想を研究していても、東京で生まれた思想は実に薄っぺらい。観念論だ。徳富蘇峰なんかは九州でしっかりやってたし、文学者は東京になんかいませんよね、長野の軽井沢や、山梨の八ヶ岳の麓や、神奈川の葉山とか鎌倉とかにいる。そういうところの思想の方が面白いですね。

他の地域からの発信というのは、郷土雑誌や地方紙、郷土史家などの、地域オリジナルの知の蓄積から成り立っています。

今回ニュースになってる郷土資料の破棄は、それら地域独自の知の蓄積にアクセスする手段を永久に奪います。すると、その地域に住む人の知識は他の地域の発信に頼るしかなくなってしまいます。

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しかし、今回、郷土資料を捨てた人はこう思っているでしょう。

「馬鹿言え、こんな地元の暇な老人が書いた駄文の集まりに何の価値があるんだ。偉い文学者が書いたわけでもないし、歴史的な瞬間を切り取ったものでもない。全くくだらないじゃないか。
だいたい、ここで保管してなくても、そういうの、どこでもあるでしょ?」と。

「どこでも?」

「そう、どーこーでーもー」

はっはっはっ、素晴らしい。その通りです。どこにでも同じような郷土資料があります。

東京から発信されていることだって、東京の全くくだらない偏った郷土資料を、金と権力に任せて全国に発信しているだけです。

どこぞの家が燃えたとか、交通事故があったとか、くだらないバラエティだとか、東京のローカル情報、ローカル文化がどれだけ全国に押し売りされていることか。

で、あなたのところは? どこにでも同じような郷土資料がありますけど、あなたのところにはありますか?

え?ない? え、捨てちゃった? いまあなた、どこにでもあるっていったじゃないですか。ああ、そうですか。あなたのところは、どこにでもあるような、地域独自の文化と知が詰まった郷土資料を、捨てちゃったんですか。あなたの地域独自のものっていうのは、ないんですか。

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あのねえ、郷土資料っていうのは、他の地域に行っても読めないようなことがあるから価値があるんですよ。

なんでそれが、傍目から見て下らないと思われるかわかります? それは他の地域の価値観ではわからない価値基準で書かれているからなんですよ。郷土の言葉、郷土の自然、郷土の文化、そういったものが無数に織り合わされて、郷土資料になってる。東京にいっても、あなたの地域についてのそんなもんないんですよ。東京のオリジナルな文化だって、金と権力にモノを言わせて全国に発信されていなければ、大したもんじゃないんですよ。わかるでしょう、それくらい。それ真似して薄っぺらい本と樹脂製の円盤入れてどうしようっていうんですか。ほんといい加減にしてくださいよ。

石牟礼道子って知っていますか。彼女はねぇ、水俣を舞台にして、物語を書いた、これが美しいんですよ。東京だけにいちゃ書けないんですよ、こういうのは。水俣っていうのはいいところですよ。不知火海は美しいし、太刀魚はおいしい。そういう石牟礼道子が、やっぱり水俣に立っていたからこそ、人々の心を打つ。すごく価値があるんですよ。

あるいは司馬遼太郎、読んだことあるでしょう。彼なんかも、各地の図書館や古本屋回って、郷土資料かき集めてあれ小説書いてるんですよ。司馬遼太郎なんかNHK大河ドラマの底本になってるわけですよ。そうやって地域のものが、ひとつの文化として全国に発信されるから、大河ドラマは面白いんでしょうが。江戸だけの話では、堺だけの話では、大河ドラマなんかできませんよ、ねぇ。

文化だけじゃないよ、民法ってあるでしょ、あれ明治に作ったときは、やっぱり各地の風習なんかを実地調査してそれをもとに作ったんですよ。郷土資料みてるんですよ。

こんど民法新しくするけど、やっぱり色んな地域の現実を知るために、郷土資料参照しますよ。下らない短歌に独自の文化が織り込まれてたりするでしょう。

あんたねぇ、「みんななんで東京の霞ヶ関で政策決めて、永田町の争いで、兜町からの賄賂で国の方針が決まるんだ」と、東京に文句いいますけどね、なら地域の知のレベルを厚くしなくちゃいけないでしょうよ。

東京以外の地域に参照する資料がないんじゃ、東京にあるものだけでそりゃ決まっちゃいますよ。

熊本なんかみてみなさいよ、熊本評論とか、郷友肥後とか、すごい雑誌が出てて、熊日とかいい新聞がその上に立ってるわけですよ(最近ではこういう取材とか水俣も長く追っていた)。それで結構日本全体、世界全体に影響与えてますよ。それを下支えしているのが宇城や八代や、阿蘇や宇土や水俣や三角なんかのもろもろの文化じゃないですか。

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だからね、僕がいいたいのは、郷土資料をないがしろにするなと。

もう行政は貧乏ですよ、抱えられませんよ、というならなぜ市民にね、だれか引き取ってもらえませんか、これ大事なやつなんです、そう聞かなかったの?

あんた行政は偉くないんですよ、行政の持ち物は市民の税で持っているもの、つまり市民全体のものですよ。行政は管理代行業でしょ。

管理代行が勝手に管理物捨てたっておまえ、市民はもっと怒れよ。馬鹿じゃないのかと。ふざけるなと。そんな図書館なら図書館ごと燃やしちまっぺーよ。んだべ?

僕は茨城出身で、茨城弁は喋れないニュータウン民なんで、地域の文化にすごく憧れがあるんですよ。僕は常にその外側にいるという感覚があってね。

海の方行くと見目麗しいお嬢さんが自分のことをオレって呼んでたりしますから、茨城もいいところですよ。郷土資料を捨てたりしませんし、水戸芸術館とかも一回来てくださいよ。ね、ほんと。

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まー今回の話には驚いちゃったな。オーウェルの一九八四年みたく中央が管理して破棄したりしなくても、地方が自分で捨てちゃうんだもんな。もっとタチがわるいよね。

でも行政の責任じゃないよ、行政には何も考えてない人もいるからね。だからさ、考えてる人、一部だけかもしれないけど、やっぱり声をあげてかないと。

僕は東の方にいて、東京の文化圏だから、やっぱり僕の言ってることも薄っぺらいけど、その薄っぺらいものの相互作用すらなくなっちゃったらたいへんよ。ほんと。

ほかの地域で同じようなことが起こらないよう、切に願います。ばいちゃ。

続編:日本郷土資料保存協会の始動

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Facebookに投稿したら、思いのほか多くの人がこの拙文に目を通していただいたようで、恐縮の限りなんですが、貴重なレスポンス、たくさんいただいたので、三つ追記します。

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追記1.
国の政策について、国の立場にいる人から、図書館資料の電子化について、以下の通り非常に網羅的な情報とコメントをいただきました。
こういうことをちっとも調べないで、風呂につかりながら放言暴言のブログ記事を書いたことを恥じております。
とはいえ、教えていただいたからには次のアクションが見えてくるというもの。いいじゃん。面白いじゃん。

(総論)
■国の図書館振興行政に関する情報
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/index.htm

(ずいぶん前から議論されています。)
■2005年の図書館像~地域電子図書館の実現に向けて~
(2000/12地域電子図書館構想検討協力者会議)
http://www.mext.go.jp/・・・/shougai/005/toushin/001260.htm

(その他参考)
■トップ > 教育 > 社会教育 > 図書館の振興 > 図書館実践事例集 ~人・まち・社会を育む情報拠点を目指して~ > 電子図書館
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/jirei/1346620.htm

■文部科学省公表資料”電子図書館”検索結果
http://www.mext.go.jp/result.html・・・

一方で、書籍の電子化には、著作権が生きているものについては、著作権者の同意の作業で、複雑で面倒な作業が伴うのも事実です。
http://www.janul.jp/j/publications/reports/71/s4.html
上記、URLのとおり国立大学を中心とした大学図書館の方が電子化の取組は先行しています。

また、納本制度や著作権法の特例を活用して、国立国会図書館を活用する方法も考えられるかも知れません。
http://www.huffingtonpost.jp/・・・/out-of-print-books-come・・・

そしてなにより、文部科学省は、地方公立図書館の運営について、以下の告示により、郷土資料の整備及び電子化について、努力を求めています。
■図書館の設置及び運営上の望ましい基準(平成24年12月19日文部科学省告示第172号)
http://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/1282451.htm
・都道府県立図書館は、次に掲げる事項について、当該都道府県内の図書館の求めに応じて、それらの図書館への支援に努めるものとする。
エ 郷土資料及び地方行政資料の電子化に関すること
・市町村立図書館は、前項の方針を踏まえ、充実した図書館サービスを実施する上で必要となる十分な量の図書館資料を計画的に整備するよう努めるものとする。その際、郷土資料及び地方行政資料、新聞の全国紙及び主要な地方紙並びに視聴覚資料等多様な資料の整備にも努めるものとする。また、郷土資料及び地方行政資料の電子化に努めるものとする。

一方で、本告示の内容のほとんどは努力目標に過ぎません。これは、国も自治体も運営財源の確保に苦慮するなか、全国一律的な補助を行うとしたら、莫大な費用が掛かりそれを国民・納税者が許容できるのかという問題があるからです。
(例えば、都道府県図書館(60館)に1億円/年、市区立図書館(2,572館)に5千万/年、町村立図書館(596館)に2千5百万/年、国が補助するとした場合、総額1495億円/年)の費用が必要で、金額を1/2にして748億円、1/3にして498億円必要になります。※館数は、日本図書館協会>日本の図書館統計>公立図書館集計から引用。)

なお、ここでの議論に2点、参考として意見を申しておきたいことは、

1.行政に関わらず、よほどの権威ならともかく、本当にこの人わかっているのか?特に情報の収集力・分析力に欠ける相手(今回であれば、地方の経営基盤(人材力も含む。)の弱い自治体。また、企業も善意だけでは行動できない分注意が必要。)などの主張は鵜呑みにせず、検証することが重要。(これは霞が関あたりでは基本動作です。)

2.制度はあり、方針が示されていることは、自治体・住民が主体となって、運用・運営していくべきこと。文部科学省に限らず、規制・取締・監視行政でない一般行政に関する監督を国がどこまでやっていくかには、リソース配分の議論があります。
治安維持のような社会運営の基盤になるようなものについては、マチの交番レベルまで人員配置を行い活動できますが、図書館行政について、国で、例えば各地方ブロック単位、100万人に1人ベースで調査官を配置(北海道5、東北9、関東甲信越48、東海15、北陸3、近畿21、中国7、四国4、九州・沖縄15、計127人(半数常勤・半数非常勤))した場合、監視・指導コストだけで、ざっと10億円/年程度はかかると思われますので、実現は困難かと思います。

いずれにしましても、今回のことは良い着眼点で、このような意見を発信していくことはとても重要で良いことであり、その活動に上記、情報を活用いただければ幸いです。

とのこと。

資料デジタル化に関する協議
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization/consult.html
の動向なんかも注視しながら、逐次取り組みを進めていきたいと思います。

法律的には、著作権法第三十一条により図書館での郷土資料の廃棄に伴うデジタル化は合法であると考えられます。

第三十一条  国立国会図書館及び図書、記録その他の資料を公衆の利用に供することを目的とする図書館その他の施設で政令で定めるもの(以下この項及び第三項において「図書館等」という。)においては、次に掲げる場合には、その営利を目的としない事業として、図書館等の図書、記録その他の資料(以下この条において「図書館資料」という。)を用いて著作物を複製することができる。
一  図書館等の利用者の求めに応じ、その調査研究の用に供するために、公表された著作物の一部分(発行後相当期間を経過した定期刊行物に掲載された個々の著作物にあつては、その全部。第三項において同じ。)の複製物を一人につき一部提供する場合
二  図書館資料の保存のため必要がある場合
三  他の図書館等の求めに応じ、絶版その他これに準ずる理由により一般に入手することが困難な図書館資料(以下この条において「絶版等資料」という。)の複製物を提供する場合

これはかなり拡大解釈可能な条項となっていて、たとえば二なんかは、なんでもあてはまる可能性もあるわけです。また、三の「他の図書館等」の「等」がどこまでの範囲かということも定まってないです。
(たとえば、二を義務化することで、各図書館に対して廃棄する郷土資料のデジタル化を義務付けることもできると思います。そこまで法律でやるべきではないと思いますけど。)

そもそも「資料デジタル化及び利用に係る関係者協議会 名簿」っていうのを見ると、著作権関係の既得権益のトップみたいな人が集まって議論していて、オープンデータとかやってる人は入ってないんですね。

どうやって権利を守るかも重要ですけど(そこは僕も同意する)、どうやって資料を守るか、ということはもっと重要なんではないの? 権利を守って資料を守らないって本末転倒でしょう、って僕は思うけど。この協議会は平成20年から26年までずっと議論していて、いまも議論しているんでしょうけど、どれだけの進展があったのかと小一時間。その間に民間や武雄市や文科省やもろもろの取り組みはすすんでいるというのに。

また、情報保存研究会とか、日本図書館協会の中に資料保存委員会っていうのがあるんですけどね。彼らも忙しい中で一生懸命やって、でもこぼれてしまうケースがある。だから僕もお手伝いしますよと。そういう立場で僕も行かなきゃいけない。みんなそれぞれ事情があって、この人たちはずっと取り組んできて素晴らしい人たちなんです。僕なんかいま思いついて、今勉強して、新参者ですから。頭下げて、資料を守るお仕事、そのなんていうか、落穂ひろいやらせていただきますよ。そういう立場なんです。

日本アーカイブズ学会なんかも興味深いですね。いろいろ動きはあるけど、まだばーんと進んでいる感じはしない。

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追記2.
いろいろfaceboo9でやりとりがあったので、僕の分だけコメント転載しておきます。

“まぁとはいえ、市長レベルでは資料の一つ一つまで構ってらんないというのもわからなくはない。やっぱり、普通は図書館の館長、せめて司書は、郷土資料を管理していることについての矜持を持って欲しいと個人的な思いとして感じますし、CCC側もそういうものを守るという、まぁ文化産業に関わる者としての一種のリテラシーといいますか、そういうものがあればと思うんですよね。今回、最初のケースということで、もちろん第二例、三例と増えていく中で、より良い方に改善していく、もう再生紙トイレットペーパーになってしまった郷土資料は諦めるしかありませんから、今後に期待したいと思います。”

“ありがとうございます。僕はこれ読んでふむふむとわかりますが、地方の自治体に行ってこれ全部把握して行動できる人は一人もいないと思うんですよ。
なんで、ブログ記事の中では、住民は怒れと、そしてわかる奴は発信しろと、そういうふうに書いてます。

ただ現実問題として、やっぱりみんなわからないし、霞ヶ関レベルのリテラシーは、僕自身持っていない。つのださんには、一瞬でできる、こういうふうに、コメント欄にまとまるぐらいのまとめすらできない。

なのでここは、僕も努力して調べていきますし、引き続き情報共有いただけると助かります。(ほんとは、アポとって霞ヶ関にお邪魔して話を聞くのが一番いいんですがね。。。笑)

このコメントは、ブログ記事に匿名なりなんなりで転載してもいいですか?とても有用な情報だとおもいます。改めて記事書きたいぐらい。電子化をコンサルするビジネスをやってもいいぐらいですね。もうどこかやっているところあるんでしょうけれども。。。”

“ありがとう、やっぱり価値の置き場所が違うというか、常にお金にしろ何にしろ足りないと思わされてるところがあって、みんなで助け合えば少しでもできるぶぶん、あるんじゃないかと。。。まだ、少しの発信しか僕のできることがないようだけども、少しずつ前に、つまり時間的にも空間的にも、たくさんの人々に価値あることはなんなのか、そういうのを考えてその結果らしきものの方へと、進んでいけたらなって思います”

“郷土史研究みたいなこと自体、鹿野政直以降といいますか、まぁ鹿野も民衆史ではありますけれども、一時期ブームにはなったけれどもその価値についてきちんと認識されていない、まだまだのりしろのある分野なのではと思います。いや、柳田以来、網野や色川、あるいは宗門改帳から人口論やった速水なんかも入ってくるでしょう、先人たちの功績はもちろん踏まえたうえでです。
アナログで残したいというのはほんとそうで、紙質や、あいだに挟まっている栞がわりに使われたサムシング、薄地で殴り書きの書き込み等々、アナログ資料でしかわからないこともあり、個人的にはオンカロのような、10万年のあいだ人手による管理不要で保管可能の書庫がほしいところ。。。
そんなことやってなんの役に立つの?と言われそうですが、希少な人知、わずかでも史料で補わねばと思料する次第。。。”

“郷土資料の価値
郷土史研究の価値
そしてその郷土自体の持つ意味みたいなもの
変なナショナリズムより、自分が今いるあたりについて、良く考えて、そこからもっとよくしていく。そういうことなんじゃないか。もちろんそれは物事の一側面でしかないけれども、あまりにもいま、ないがしろにされている。
「ここら」の「こころ」について語る最首悟がふと、思い出される”

“文書破棄、結構どこでもやってるんだけど(そもそも図書館に収蔵されるだけラッキー)、例えば合併の時、図書館減らしたりとかね、でも今回はこうやって公開請求で明らかになったし、これを悪しき前例ではなく、改善すべき前例の一つとしていきたいよね、と。
このままいけば、武雄市を範として全国の図書館が『永遠の0』みたいな(そのとき出版者が売りたい)本しか置かなくなったりして、正直怖い。。。”

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追記3.
んで、今後の動きについて、考えてみたんですけど、とりあえずメモ書き程度に。

【第一フェーズ】
まず、捨てることをとにかく止めることが先決。なので、
「change.org」というやつで、ちょっとアッピルしようかと。

全国の図書館館長、司書あてに申し立てるということで、内容は次の三つ
・図書の電子化推進
・廃棄郷土資料についてはどこかに一元的に連絡
・保管の文学館への一元化

廃棄郷土資料について一元的に連絡し、引き取り手を探してなんとか廃棄を食い止めるという、まぁ資料の駆け込み寺みたいなのを作らなきゃと思うんですけど、とりあえずドメイン取ります。すぐにでも。で、そこにメールするようにすればいいじゃないですか。
そしたらサイトを作った方がいいですよね、それでなんか協会みたいなのを立ち上げてネットワークで守っていくようにできないか。。。

【第二フェーズ】
そこで、「クラウドファンディング」。
・郷土資料の一覧作り
・電子公開のスキーム作り
→著作権認可(オープンデータ化)、pdfアップロードの二つができるシステム

これをつくりたい。人と金が少し集まるだけでできるんじゃないかなとおもう。ただ、こういうシステムを作ると、逆に資料の多様性が奪われたりするけどね、まぁやれない理由はいつでも考えられるから、とりあえずやれるところから進めていこうかと。

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まだまだ反応がありました、てか自分の不勉強に恥じ入るばかりでございます。。。

追記4.大原社会問題研究所で、まさに「市民活動資料」の保管についてということで特集がされていたそうです。H大のH君に教えてもらいました。ありがとうございますううう

大原のこの号読んだ?参考になる気がする。
東京都にあった資料が捨てられそうになったときに引き取った人たちの論文。
参考になりそうだったら、著者の人とはつなげられる。
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/oz/666/index.html

この論文、普通に読むだけでとても興味深いです

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追記5.まったく違う話ですが、「形態素解析エンジンMeCabにて文章中から短歌を抽出」というのがあって、これがbotによってついーとされているのですが、この話を友達にしたら、笹井宏之(筒井宏之)botっていうのを紹介されました。

兵庫ユカの短歌が好きな僕は、こういうの大好きで、でもなかなかみつからないじゃないですか。笹井宏之(筒井宏之)botは速攻でフォローしました。

で、このbotは何かというと、「歌人・笹井宏之(筒井宏之)氏の短歌を呟く非公式botです。(このbotは@love_is_anyonが管理しています)」ということで、じゃあ「歌人・笹井宏之(筒井宏之)氏」ってだれだよって話なんですが、wiki情報によれば、

「佐賀県西松浦郡有田町出身。15歳の頃から身体表現性障害という難病で寝たきりになり日常生活もままならず、佐賀県立武雄高等学校を中退。2004年、インターネット上の短歌サイトや地元紙に作歌・投稿を始め、地元の佐賀新聞読者文芸で注目される。毎週木曜日に掲載される佐賀新聞の読者文芸には、「名前が載ると、じいちゃん、ばあちゃんがよろこんでくれるから」と「笹井宏之」ではなく「有田町 筒井宏之」の本名で毎週ほとんど欠かさず投稿していた。2005年に「数えてゆけば会えます」で第4回歌葉新人賞を受賞。2007年、未来短歌会入会、加藤治郎に師事。同年、未来賞受賞。」

だって。

「佐賀新聞読者文芸」だよ。「佐賀新聞読者文芸」ですよ。僕はじめて聞いたよ。そもそも佐賀県に「佐賀新聞」があるのをはじめて聞いたよ。郷土資料の中ではかなりメジャーな方だけど、相当マイナーな資料だよね。アメリカの日本研究者じゃ資料にアクセスできないレベルでしょ。

まじかー。でもさ、やっぱりこういうことなんだよね、こういうものがさ、文化を守り、支えているんだよね。郷土資料の大切さがまた一つ、感じられた出来事でした。

※2015.1.23 さらに追記しておきますが、これだとbotを勧めているようになってしまうので、amazonのリンクを貼っておきます。ただしアフィリンクなので、お嫌いな方はamazonからググっていただければ同じものがあります。

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追記6.

郷土資料保存の件。取り急ぎサイトを作りました。
これを各所にinformして、情報が集まるようにするというのが次のステップです。
情報が集まって何をするか、それは情報が集まってきたら考えます。きっと誰かが助けてくれるはず(他力本願)
http://jalap.org/

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続編:日本郷土資料保存協会の始動を書きました。これからスタートです!

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